ジーザックの旧ブログです。今後の更新はありませんので、新ブログ『ファイター日報』をブックマークしてください。 https://gzac.yamatoblog.net/
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通勤マシン用に仕入れたCB125T。 キャブレターオーバーホール済の車両をネット販売で仕入れたのですが、届いて実物を目にすると、それはもう…(笑)現状では恐ろしくて乗れません。今後のGFPニュースでまた書きますが。 バイクに詳しくない方はこのまま乗っちゃうんだろうな…。 相手は物売り。私は技術を売る仕事ですので同じバイクを扱っていてもギャップを感じちゃいますね。 とりあえず、安心出来るレベルまで整備しましょうかね~! 長期放置車は問答無用でエンジンオイルの交換です。 ふ~ん。CB125Tはオイルフィルターが無いんだ~!! オイルを抜いている間にプラグでも確認しますか! んっ?プラグコードがきちんとプラグに入ってないし…(笑) プラグは新品に交換してあるみたいです。 プラグコードは硬化してカチカチ。交換したいけど、まずは乗れる状態にするのが目的。 エレクトリックグリスを塗ってからプラグコートを取り付けます。
保管車の始動の儀式を行ってエンジンを始動させます。(今更遅いかもしれないけど…) 長期保管車はシリンダーに油膜として残っているオイルがクランクケース内に落ちてしまいます。 その状態でエンジンを始動するとシリンダー・ピストンにキズが付き、オイル上がりの原因になってしまいます。 エンジン始動前にプラグホールから燃焼室にオイルを注入し、ギヤを入れ、リヤホイールを回してピストンを動かし、馴染ませてから始動させます。欲を言えばヘッドカバーを外して、バルブ周りにもオイルを注入したいですよね。 保管後のエンジン始動の儀式は知らない方が多いです。 多分この車両はキャブレターオーバーホールしただけで、エンジン始動してしまったと思います。 私にとってはエンジン不動のままの方が良かったのですけどね(笑) 他人の整備を信用しない…。整備士の悪いクセですね(笑) まあ、車両の状態から儀式を行ったとも思えませんが。 オイル交換をしている時に気が付いたのですが、何か変です(笑) 丸印のボルトがブレーキペダルのストッパーの役目をしているのですが、ペダルがボルトの裏にあります。 転倒で内側に入ってしまったのでしょう。 しかし、ペダルの遊びが適正に調整されていたって事は気が付かなかったのか、見なかった事にしたのか? 力技ですが、ブレーキペダルをガツンと直します。 ペダルを外したついでに、ブラケットのブッシュもシャフトもグリス切れしていましたのでグリスアップします。 アルミ製ブラケットには腐食が……。 ポリッシュかペイントしたい…。ああ~、悪い癖が……。 いやいや、安心して乗れるようにするのが目的!! 反対側のブラケットを外すのはスイングアームも外さないといけないし、ガマン×2(笑) 各パーツを清掃しグリスアップして… 組み付けます。ブラケットの一部はスイングアームシャフトと共締めですので、トルクレンチで規定のトルクで締め付けます。トルクが強いとサスペンションの動きが渋くなりますし、ベアリングの早期磨耗。弱いと走行中にガタが出てしまいます。 (続)変だぞシリ~ズ~!! ペグにはバンクセンサー(ライダーに地面が近づいていることを知らせる安全装置)がついているのですが、 位置が変です。正しくは… こうです! 転倒でバンクセンサーが歪んでしまい、正規の位置に付けられなかったのでしょうか。 3次元の修正は難しいのですが、バイス・ハンマー・神への祈りで上手く修正できました♪ 写真だとごく僅かですが、2本ラインの内側と外側が並行ではありません。 ステップが若干、後ろに傾いています。 これを、おかしいと思える人間の目って素晴しい!!! ペグは曲がっていないので、最初からのようです。ペグは可動式になっていて、ストッパーの役目をしている丸印の部分を削って、落ち着く位置に調整します。 いや~!右ステップだけでこんなにやる事があるとは!(笑) 果たして私はこの車両に何時になったら乗れるのでしょうか?(笑) 人気ブログランキングへ ↑クリックすると僕が喜びます(笑) 現在170位だって!先は長いやね~